喜ばざる状況だから修理後には喜んで頂きたい。
繊細な感覚とテクニックでスペシャリストが対応します。
実際の修理の事例です。
[ニッサン セレナ 側面修理事例]
平成25年式 NISSAN SERENA(HC26)
ボディーカラー: ブリリアントシルバー(K23/M)
左側面を自損事故により損傷した車両の修理事例です。
よくぶつけてしまう場所ですね。
スライドドアが大きく変形。
リヤフェンダも広く大きく変形しています。
リヤバンパ、ホイールキャップも損傷。
そして、サイドシル(サイドステップ)も大きく損傷。
では、車体整備開始です。
まずは、大きく変形していたサイドシルの修理からです。
サイドシルのアウタ部(外側)を切り離します。
幸い、インナー部(内側)に変形は確認できませんでした。
新品部品(写真の黒い部品)を同じように切り抜いて溶接により張り付け。
切り継ぎ部をパテにより形成。
サフェーサーにより防水、防錆処理をして・・・
スライドドアが閉まると見えなくなってしまうインナー部(内側)を先に塗装。
サイドシルの取替作業後にリヤフェンダのアウタ部を鈑金します。
そして、『BSパネルテンショナー』 を塗布します。
『BSパネルテンショナー』 は鋼板との相性が良く、密着力、防錆力が優れています。
さらに、パテの様に痩せず、薄い鋼板に張りを持たせるため、下処理のベース(土台)
としては大変優れている工法と素材です。
パテにより元の様に成形。
サフェーサーにより防水、防錆処理。
意外と知られていませんが、新品部品は塗装されていません。
前後のバンパーを代表とするプラスチックを素材とする部品は塗装された状態で販売
されている事が多いのですが、ドアやフェンダ等の鋼板を素材とする部品は塗装を
必要とします。
今回はスライドドアは取り替えるため、スライドドアの内側を塗装。
サイドシルインナー部、スライドドア内側を塗装後にスライドドアを車体に取りつけて
アウター部を最高級塗装ブース 『SAIMA(サイマ)』 内で外板塗装をしていきます。
クリアー塗装際や色の違いが出ない様に広く大きくブロック塗装をします。
フロント(A)ピラーアウタ側でボカさずにクリアーをブロック塗装。
スライドドアカバーも色が変わらない様に塗装。
塗装後に部品を組み替えたり取り替えたりして完了。
いつもの、Before After。
今回の修理代は 技術料178,360円 部品・材料代191,540円 合計369,900円(税別)となりました。
整備期間は 6日間でした。
担当者 フロント/山田・鈑金/木龍・塗装/椎野・相原・高買