[　ニッサン ノート　後部損傷修理事例　]

平成24年式　ニッサン　ノート（Ｅ12）

ボディーカラー：ダークメタルグレー（ＫＡＤ）／メタリック

後ろから停まっているところを追突された損傷です。

外観だけではバックドアとリヤバンパーを取り替えれば良い位の損傷のように見えます。

そこで、リヤバンパーを分解してみると・・・

リヤパネル（バックパネル）が大きく変形しています。

スペアタイヤまでリヤパネルが押し込まれています。

スペアタイヤを外してみると、リヤパネルとリヤフロアの隙間が広く開いてしまい、リヤフロアまで変形しています。

このように、外観だけでは分からないダメージ（損傷）を車両が負っていて、走行する上で、その安全性が著しく低下している場合がありますので、事故をした際には、必ず車体整備ができる整備工場に相談してほしいですね。

では、修理をしていきます。

まずは、内板骨格部位を修正修理するために車両をフレーム修正機 『 BLACKHAWK 』 にマウント（固定）します。

後ろ方向に修正する力を掛けるので、念のため前方向に軽く車両を引いておきます。

車両が受けているダメージを想像しながら、取り替える部品を直ぐには取り外さず、取り替える部品が元の位置にまで戻ってくる様に測定と修正を繰り返していきます。

これを「アライニング（粗出し）」といいます。

アライニングする際、修正する部位の順番、引き加減、引き方等、様々なアプローチをして直していきます。

全ての部品の寸法が基準値内に入ると、ここで初めて取り替える部品を取り外します。

変形したリヤフロアの鈑金修理。（上の写真はリヤフロアを下から撮影したもの）

新品のリヤパネルを借り付けして、再度、様々な部品が基準値内にあるのか寸法確認。

問題無いようなので、溶接によりリヤパネルを溶着。

そして、各部の防錆処理をした後、内板部品の塗装。

リヤフロア、リヤパネル内側の塗装。

リヤパネル防錆処理。

リヤパネルの外側の塗装。

事故による衝撃が バックドア → 右リヤコンビネーションランプ → 右リヤフェンダ　と伝わった際に付いた干渉キズと凹みを鈑金修理していきます。

そして、外板パネルの塗装を　最高級イタリア製塗装ブース 『 SAIMA 』内で塗装していきます。

塗装工程、磨き工程を経て、新品部品の取り付け、損傷の無かった部品を組み替えて完成です。

今回はトランク内まで大きく変形しており、トリム（内張り）も取り替えとなりました。

完成です。キレイに仕上がっています。

今回の修理代は　技術料226,286円　部品・材料代291,806円　再封印代12,600円

合計530,692円　となりました。整備期間は6日間　でした。

―　iwatabankin　information　―

「函南町・三島市・熱海市・伊東市・伊豆の国市・伊豆市・沼津市・清水町　にお住まいの方で事故による愛車のキズ凹み（へこみ）板金塗装修理は是非（セカンドオピニオンとしてでも構いませんので）岩田鈑金にお気軽にご相談下さい。お問い合わせメールに画像を添付していただき、車検証に記載されている型式指定番号・類別区分番号、ボディーに貼り付けてあるコーションプレートから（貼り付け位置が分からなければお問い合わせ下さい）カラー番号の情報をお伝えいただければより詳細なお見積りが可能です。（お客様のお名前、車台番号は不要です）」