喜ばざる状況だから修理後には喜んで頂きたい。
繊細な感覚とテクニックでスペシャリストが対応します。
実際の修理の事例です。
[ 三菱 パジェロミニ 前部損傷修理事例 ]
平成12年式 三菱 パジェロミニ H53
ボディーカラー:シンフォニックシルバーメタリック(A26)
単独での自損事故損傷です。
側溝に落ちて左足廻りにも損傷が確認できます。
外板パネルを分解してみると内板骨格部品に著しい損傷が確認できます。
ホイールハウスが押し込まれています。(上から3番目の写真:上方から撮影)
まずは、内板骨格部位を修正修理するために車両をフレーム修正機『 BLACKHAWK 』 にマウント(固定)して、フレーム測定機 『 ULTRA-S 』 にてフレームの変形量を診断します。
診断(測定)結果は以下のようになりました。
左フレーム :高さ ±00㎜/振れ±00㎜/長さ-09㎜
右フレーム :高さ-02㎜/振れ-02㎜/長さ-05㎜
診断結果から左フレームへの直接的なダメージではなく、左サスペンション→アクスルクロスメンバ→右フレームへとダメージが波及していったようです。
車両が受けているダメージを想像しながら、取り替える部品を直ぐには取り外さず、取り替える部品が元の位置にまで戻ってくる様に測定と修正を繰り返していきます。
これを「アライニング(粗出し)」といいます。
アライニングする際、修正する部位の順番、引き加減、引き方等、様々なアプローチをして直していきます。
今回、こちらの車両は、低年式のため車両時価額(車両価値)に限度(時価額が修理代に掛けられる上限)があったので、内板部品は取り替えずに全て鈑金修理しました。
内板骨格部品の修正を終え、防錆処理等、様々な下地作業を施工した後、内板塗装をしていきます。
外板部品(ボンネットやフェンダのような外側に取り付いているパネル)と内板部品に塗装されている色は若干違うので、それぞれに 「 調色 」 して塗装します。
この車両の場合は、内板部品を2色塗装しました。
内板部品の塗装をしている合間に外板パネルの塗装を進めます。
今回の修理では車両時価(車両価値)に上限があったので、積極的に 『 ECOパーツ 』 を使用しています。
ほとんどの自動車に使用されている新品部品は塗装されていない状態で納品されます。
それを当社の様な車体整備工場で塗装します。
『 ECOパーツ』も新品部品同様、塗装するので最終的な仕上がりは 『 ECOパーツ』 を使用してもその美観や耐久性等、新品部品をした場合と比べても遜色ありません。
内板塗装が終わり、外板パネルの塗装が完了した後、外板パネルを組み付けて、事故時に外板パネルが変形してキズを付けた、カウルトップとフロントピラーを補修塗装します。
事故の衝撃でダメージを受けた足廻り部品(サスペンション・アクスルクロスメンバ・タイヤ・ホイール等)を取り替えます。
足廻り部品を一式取り替えた後に足廻りの診断を 『 V3D3 ARAGO ULTRA 』によって行います。
足廻りに設定されている様々な角度を基準値内に調整して、試乗を繰り返します。
そして、完成。
今回の修理代は 技術料234,612円 部品・材料代183,278円 合計417,890円 となりました。整備期間は5日程 でした。
では、もう一度、BEFORE → AFTER
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「函南町・三島市・熱海市・伊東市・伊豆の国市・伊豆市・沼津市・清水町 にお住まいの方で事故による愛車のキズ凹み(へこみ)板金塗装修理は是非(セカンドオピニオンとしてでも構いませんので)岩田鈑金にお気軽にご相談下さい。お問い合わせメールに画像を添付していただき、車検証に記載されている型式指定番号・類別区分番号、ボディーに貼り付けてあるコーションプレートから(貼り付け位置が分からなければお問い合わせ下さい)カラー番号の情報をお伝えいただければより詳細なお見積りが可能です。(お客様のお名前、車台番号は不要です)」