喜ばざる状況だから修理後には喜んで頂きたい。
繊細な感覚とテクニックでスペシャリストが対応します。
実際の修理の事例です。
[ニッサン ティーダ 後部修理事例]
平成19年式 NISSAN TIIDA(C11)
ボディーカラー:ホワイトパール(QX1/3CP)
単独事故(逆突)による後部の損傷修理事例です。
車齢は10歳ですが、走行距離は18,000キロ。
普段は 『NSC』でメンテナンスしている事もあり(?)快調という事なので今回は修理となりました。
しかし、一般的に車両の時価額は年々下がるため、年式によって契約できる車両保険金額は下がっていきます。今回のケースでも車両保険にはしっかりと加入していましたが、契約金額を超える損害だったため、今回は 『 ECOパーツ 』 を使用した修理事例です。
リヤバンパ、バックドア、リヤフェンダ右側に著しい損傷が確認できます。
リヤフェンダ右側のCピラー部やリヤフェンダー全体が押し込まれリヤドアに干渉しています。
右側のリヤコンビネーション(テール)ランプは跡形もなく粉々に割れています。※
バックドアも全体が変形し交換が必要となります。※
左リヤフェンダのリヤコンビネーションランプ付近も変形が確認できます。
リヤバンパを外してみます。
リヤコンビネーションランプが取り付くと見えなくなる部分に著しい変形が確認できます。
車室内の様子。
「リヤ(バック)パネル」が大きく変形してトリム(内張り)が割れています。
では、早速車体整備の開始。
まずはアライニング(粗出し)。
変形した部品を新しい部品に直ぐには交換するのではなく、変形した部品を引き出す方向や引き出す箇所を何度も代えて元の位置に戻す事で目視では確認できない車体全体に及んだ変形を修復していきます。
アライニングを終えると鈑金での修復が難しい部位を切り離します。
今回は「リヤアッパパネル」と「リヤフェンダ」を交換します。
内板骨格部品は溶接により部品と部品を繋ぎ留めているので、サンダーやドリルを駆使して溶接を剥がしていきます。
新しい内板部品を溶接した後に、防錆処理、防水処理を施工していきます。
下の写真はバックパネルを右側の内側から見たところ。
まずは部品の結合箇所にシーリング(防水)材を塗布します。
シーリングの形状はオリジナルに限りなく似せています。
次に一旦、二色(内板色→車体色)塗装します。
最後にアンダーコート(防錆)を塗布します。
「見えないところも美しく」です 😆
変形したリヤフェンダの左側は鈑金修理。
外板塗装の前に新しくしたリヤフェンダ右側のロックピラー部の内側塗装。
リヤフェンダ右側の切り継ぎ部位。
フューエルフィラーリッド(ガソリン入れる場所の蓋)の裏側やリヤフェンダ内側も塗装。
いよいよ、最高級塗装ブース 『SAIMA(サイマ)』 内で外板塗装をしていきます。
外板の塗装を無事に終え・・・・
あれ?
交換が必要なのに塗装していない部品があるような・・・
!!
バックドア~(ドラえもん(大山のぶ代さん)風)
そうなんです。
今回の 『 ECOパーツ 』 は「バックドア」と「リヤコンビネーションランプ」で使用しました。
特に「バックドア」は高額なホワイトパールが塗装がされている上にバックドアガラス付きなので、そのコスパは凄いです 😆
新品部品を使用した場合65万円を超える修理代でしたが、 『 ECOパーツ 』 を使用した事で契約していた車両保険金50万円以内で今回の修理ができました。
で、完成。
いつもの、Before After。
整備期間は 6日間でした。
品質を優先した通常修理は勿論、ECOパーツの使用や応急修理等、お客様のご要望に合わせた様々な修理提案のご用意が御座います。
万が一の際にはご相談だけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせ下さい。
担当者 フロント/山田・鈑金/野田・下処理/相原、川口・塗装/椎野