喜ばざる状況だから修理後には喜んで頂きたい。
繊細な感覚とテクニックでスペシャリストが対応します。
実際の修理の事例です。
平成24年式 N-BOX+(JF1)
ボディカラー プレミアムダイナミックブルーパール(B572P/2CP)
一見ひどい事故の様には見えませんが、前進1速で固定され変速できない症状で入庫しました。
[フロントバンパー分解後、正面から撮影]
分解してみると、分解する前には分からなかった大きなダメージが確認できます。
最近の軽自動車全般にいえることですが、車室内の広さを追求してエンジンルームを狭くした結果、重要な部品が壊れたすい構造になっています。
[同じく上方から撮影]
正面からの衝撃を車の正面やや左寄りに受けているのが分かります。
ぶつかった相手が広い面積でぶつかるより、細い(狭い)面積でぶつかる方が、深いダメージを受けます。
事故時にハンドルをとっさに切り、相手のリヤバンパーのコナーにぶつかるとこんな状態になり易いようです。
クーラーコンデンサ(エアコンの空気を冷やす部品)とラジエータ(エンジンの冷却水を冷やす部品)が取り付け位置から外れ、弓なりに変形しているのが確認できます。
また、変速できない原因はピックアップセンサー(3,390円)と呼ばれる車速を検出するセンサーがラジエータのすぐ後ろのトランスミッション(変速機)にとりついているのですが、その部品が損傷していたことで起きていた症状でした。
内板骨格部品のフロントバルクヘッド(ホンダのラジエータサポートの名称)を修正したのち、クラーコンデンサとラジエータにECOパーツ(今回はリビルト)を使用して部品を取り替えます。
フロントバルクヘッドは塗装しなくていいように丁寧に板金修正作業を行いました。
今回はお客様が車両保険に加入しておらず、なるべく安価な修理費用、機能と安全を優先した修理をお受けしました。
本来おすすめする、しっかりした修理をする場合(某ディーラーさんのお見積りと同額となったようです)は、
部品代 136,752円 技術料 77,354円 合計 214,106円
今回は機能と安全をしっかり確保した上で、直せる部品は直し、ECOパーツを使用したことで、
部品代 78,834円 技術料 44,583円 合計 123,417円 と 90,689円もリーズナブルに仕上げました。
途中、少しお伝えしましたが、最近の自動車は様々な構造変化をしており、見た目より想像以上のダメージを負っていることがあります。
重要で高額な部品も多く修理代も高額になりがちです。
修理代の内訳を見てもらえば分かるように、部品代が半分以上を占めているのも、最近の自動車の構造(壊れ易く、直し易い)の変化の現れです。 部品が売れれば誰が儲けるのか・・・
私たち自動車車体整備業を行う整備工場では修理の方法をお客様のご要望に合わせ、部品の取り替えだけではなく、「直す」ことや取り替えを余儀なくされる損傷を負っている場合でも「ECOパーツ」を使用するといった様々な修理選択が可能です。
また、車両保険への加入も いざという時には大いに役に立ちますので是非ご検討下さい。
― iwatabankin information ―
「函南町・三島市・熱海市・伊東市・伊豆の国市・伊豆市・沼津市・清水町 にお住まいの方で事故による愛車のキズ凹み(へこみ)板金塗装修理は是非(セカンドオピニオンとしてでも構いませんので)岩田鈑金にお気軽にご相談下さい。お問い合わせメールに画像を添付していただき、車検証に記載されている型式指定番号・類別区分番号、ボディーに貼り付けてあるコーションプレートから(貼り付け位置が分からなければお問い合わせ下さい)カラー番号の情報をお伝えいただければより詳細なお見積りが可能です。(お客様のお名前、車台番号は不要です)」