Iwataへいこう
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岩田自動車鈑金工業からのお知らせ
コロナ禍で三年ぶりとなる地元の中学生の職場体験学習です。
函南町立函南東中学校の生徒4名に仮入社していただきました 😀
【職場体験学習1日目(9/8)】
08:30~
スタッフと一緒の時間に出勤して朝礼から参加。
一人ひとりが自己紹介と意気込みをしっかりと発表してくれました。
朝礼が終わり次第、簡単なオリエンテーションをおこなってから
体験学習を始めます。
09:00~
まずは、「洗車」から。
洗車に必要な技術の他にも、お客様への感謝の気持ちを伝える
重要な仕事だということも伝えます。
今回は実習車両を洗車しました。
10:00~
洗車を終えた実習車両を大きなハンマーを使って凹ませます。
貴重な体験 😎
10:10~
凹ませたパネルを「鈑金」するために分解していきます。
今回は車両の左側と右側に分かれて二人一組で作業にあたります。
スタッフ先生が誰か一人に分解の仕方を教えたら、あえてその他
の生徒には教えません。その分、お互いに相談しながら力を合わ
せて分解を進めていきます。
4人が力を合わせて部品を壊すことなく無事に分解できました。
11:00~
分解を終えたら「鈑金」を行います。
凹んだパネルの表面を小さく溶接して引き出します。
引き出し過ぎてしまわないようにハンマーを使ってパネル
表面を慣らします。精密な作業です。
11:30~
パネルがある程度元の形に戻ったら「パテ付け」を行います。
パテを付けた後にパテが剥がれないようにパネルに薄い傷を付る
「足付け」を行います。
「パテ」は二つの主剤と硬化剤を混ぜることで化学反応がおきて
硬化します。この混ぜ合わせも硬化のムラが無いようにしっかりと
混ぜます。これが難しい。
混ぜたパテをヘラやスケールといったパテを付ける道具を
使って「パテ付け」を行います。
パテを付け過ぎても足らなくてもダメな上、パテは初めは
柔らかくても化学反応を起こしてどんどん固くなるのでス
ピードも求められる大変難しい作業です。
遠赤外線乾燥機で強制乾燥させてカチカチになったパテを
紙やすりで研磨して元の形に形成していきます。
既にミリ以下の精度の作業です。
凹みの大きさや深さに合わせてパテの種類を変えて、元の
の形になるまでこの作業を繰り返します。
14:00~
パテを研磨してパネルが元の形に直ったので、次は防錆と
防水の効果のある「サフェーサー」を塗装します。
まずは、修理箇所以外にサフェーサーを塗装しないように
「マスキング」から。
スプレーガンによる空気の流れを想像しながらマスキング
していきます。
マスキングを終えたら「サフェーサー」を塗装します。
明日予定している上塗り塗装の練習にもなります。
15:00~
パテと同じようにサフェーサも乾燥機で乾燥させてから
上塗り塗装用の「足付け」を行います。
修理箇所だけではなく、塗装するパネルは隅々まで「足付
け」を行います。
「足付け」を行いながらブラシも使って塗装面の汚れも
落としていきます。
15:30~
「足付け」を終えて本日最後の作業。「調色」を行います。
車両の左右でそれぞれ自分たちの好きな色を作ります。
どんな色になるのかな 😀 ??
【体験学習2日目(9/9)】
09:00~
朝礼後に早速昨日の続きから。
上塗り用の「マスキング」を行います。
10:30~
塗装ブースに移動して昨日のマスキングの仕上げを行います。
11:00~
マスキングを終えて体験学習のメイン作業といっても過言
ではない「上塗り塗装」。
失敗の許されない工程なので集中して作業してもらいます。
右側面。
右側面。
!?
見学に来ていた先生も飛び入り参加 😎
いつもの?before and After
キレイに塗装できました。
13:00~
塗装が乾燥したら塗装面を磨いて光沢を出します。
とても根気を必要とする作業です。
14:00~
磨きを終えて、最後に「組付け」作業。
昨日分解した時の記憶を頼りにネジ一本残さないように
元の位置に戻していきます。
分解時と同じように皆で相談しながら元に戻していきます。
15:00 完成。
ドアの開閉、施錠、開錠。ドアミラーも問題なく機能しました。
右側面チーム。
左側面チーム。
皆で。
達成感が表れている良い笑顔 😀
スタッフ先生たちと。
15:30 修了式
修了書 授与。
こちらの修了書は正社員チケットとなっております。
当社の就職時まで大切に保管して下さい 😎
中山君、武本君、河本君、塙君、大変お疲れさまでした。
初めから最後まで集中して体験学習を頑張れたかと思います。
仕上がりも過去最高かも 😀
いつの日か当社のスタッフとして。そうでなくても運転免許
を取ったら車に乗って遊びにきてもらいたいですね 😀
その際にはどうかごひいきに。
この学習を通じて当社のことを知っていただく事も有難いこと
ですが、私どもがおこなう「ものづくり」を主とした職業に次
世代を担う若者達に興味や関心を持ってもらう機会をいただけ
た事は大変ありがたいことです。
勉強が苦手なだけで自らの人生を諦めてはいけません。持って
生まれた手先の器用さや創造力を活かすことができ、世の中で
無くてはならない遣り甲斐のある職業も沢山あります。
当社でも、この学習がほんの少しでも子供たちの「気付き」と
なり、より明るい未来に繋がればこの上なく嬉しいです。
番外編
当社では長年職場体験学習の受け入れをしていますが、今回は初と
なるスタッフの息子さんが参加。
家ではお父さんのつなぎ姿しか見たことが無いのでどんな仕事か興
味があったとのことでした。
体験学習を終えて、お父さんの仕事の大変さが少しだけ分かった
みたいです。とても有意義な体験でしたね。
お父さんの仕事は会社にとっては勿論ですが、社会にとっても無く
てはならない仕事ですよ。胸を張って友達に自慢して下さい。