喜ばざる状況だから修理後には喜んで頂きたい。
繊細な感覚とテクニックでスペシャリストが対応します。
実際の修理の事例です。
[ NISSAN LEAF 右側面修理事例 ]
平成27年式 日産 リーフ(AZE0)
ボディーカラー:(X23/M)
単独事故による右側面の事故。
最近、良く相談の多い、保険を使用しない自費修理。なるべく安価な修理のご要望です。
リヤフェンダーの変形量から交換をお勧めする整備工場もあるかも。
ご予算の関係で今回は板金により修理します。
リヤバンパーも薄らと傷が確認できます。
しっかりと塗装すれば2万円から3万円は掛りますが、今回こちらは磨いてあげれば、ほぼ目立たなくなるので補修塗装はしません。
では、早速車体整備の開始です。
先ずはリヤフェンダーの板金。
今回は 『パネルテンシショナー』 を使って直します 😀
この時点で、初めの大きく凹んでいた形と比べてもだいぶ元の形に戻ってきています。
少し正規のパネル面の高さより低めに叩き出しておくのがポイントです。
リヤフェンダーのラインをマスキングして・・・
一回目の 『パネルテンシショナー』 を塗布。
1分も掛らず乾燥します。
次に残りのリヤフェンダ上部へ2回目の 『パネルテンシショナー』 を塗布。
直ぐに乾燥。
青く見える部分が凹んでいた箇所です。
現在の鋼板の板金は非常に難易度が高く、凹んだ鋼板を正規の高さまで叩き出したり、伸びてしまった鋼板を絞ったりする時間が掛りますが、 『パネルテンシショナー』 を使用した新工法であれば作業時間が圧倒的に短縮されます。
工賃と呼ばれる技術料は、経験のある技術工が何時間その技術を使用したかで、算定されているので、作業時間が短ければ整備工場としてもお客様に安価で技術料がご提供できます 😀
ここからは従来工法。
薄らと凹んだ鋼板をパテにより元の形に形成して・・・
マスキングした後、防錆剤のサフェーサーを塗布。
フロントドアの凹みもリヤフェンダーと同じ工法で修理します。
下処理処理を終え、最高級塗装ブース 『SAIMA(サイマ)』 内で外板塗装をしていきます。
今回は右側面の全部を塗装します。
少しでも安価になるように部品を分解しないでマスキングして塗装します。
後ろから。
リヤフェンダー。
リヤドア。
フロントドア。
フロントフェンダー。
全体。
ルーフサイドも前から後ろまでクリアーコートしているので「ボカシ際(ぎわ)」が出る事がありません 😆
で、完成。
今回の修理代は 技術料143,219円 部品・材料代17,323円 合計160,542円となりました。
整備期間は5日間 でした。
担当者 フロント/武本・鈑金/薬師寺・塗装/松浦